ロボアニメが消える日
今回はロボットアニメについての思いつき。
ロボットアニメって大きく2つに分けられると思います。昭和と平成です。
昭和は鉄人28号(1963)から機甲戦記ドラグナー(1987)まで。平成は機動警察パトレイバー(1988)からダーリン・イン・ザ・フランキス(2018)辺りまで。
パトレイバーはシリーズ開始が昭和63年で本来はギリギリ昭和のはずなのですが、昭和と平成を跨いだシリーズであり、また鉄人28号を意識した作りになっているため、区切りに丁度良いと思い、この分け方になりました。
ドラグナーとダリフラを選んだのは時期的な物もありますが、この2作はそれぞれガンダムとエヴァを意識して覇権を狙ったにもかかわらず、結局コケたという共通点があります。
平成のロボアニメは先述の通り、鉄人28号を意識したパトレイバーやウルトラマン・マジンガーZを意識したエヴァなど、昭和のコンテンツのリブートのような作りになっており、1周回った感じがします。
では令和はどうなのかと言うと、今年は「バック・アロウ」「SSSS.DYNAZENON」に加え「境界戦機」「メガトン級ムサシ」などが控えてます。
気になるのは映画です。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「ガンダム 閃光のハサウェイ」「シドニアの騎士 あいつむぐほし」「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」「エウレカセブン ハイエボリューション」と妙に既存作の劇場版が多いです。
…これを昨今低迷しているロボアニメの復活と見る人もいるかもしれませんが、自分のような年寄りにはまるで最後の花火のようにも見えます。劇場版に至っては在庫一掃セールみたいです。
「トランスフォーマー」以降、ハリウッドでも巨大ロボット映画が制作されるようになりましたし、この後ガンダムも控えています。ゴジラのように後はハリウッドにお任せして、日本のロボットアニメは消えていく運命なのかもしれません。